カズ52歳初ゴールへ「あと一歩だったね」 17歳斉藤にキング魂注入
2019年04月08日 05:30
サッカー
![カズ52歳初ゴールへ「あと一歩だったね」 17歳斉藤にキング魂注入](/soccer/news/2019/04/08/jpeg/20190408s00002180071000p_view.jpg)
3戦ぶりの先発は、前線で17歳の斉藤と組んだ。35歳差の同時先発はJ史上最大。試合前、カズは「ピッチの中で年齢は関係ないからな」と伝えた。斉藤は「カズさんにそう言ってもらい、伸び伸びできた」と答えた。後半34分、その斉藤のシュートがPKを誘発し、同点に持ち込んだ。最高の形でカズの魂は若手へと注入されていた。
前半2分に右クロスに飛び込み、同26分には胸トラップから右に展開。シュートはゼロながら、見せ場もつくったカズは0―0の後半7分に交代した。「最低限、勝機を残して交代できた。体で感じるコンディションは良かった」と言う。日々、スプリント系の練習でも10代選手に負けずにこなしていることは原動力の一つ。年の差コンビはカズにも刺激的だった。
イスラエル4部では4日に73歳のGKがフル出場したことが報じられた。カズも常に年長記録がつきまとう身だが、「僕の中で最年長出場記録は重要でない。大切なのは先発して勝利に導く。その中でゴールを決めること」と言った。ほとばしる情熱。この日は家族、タレントの田原俊彦、元ボクシング世界王者の内山高志氏も応援に駆け付けた。誰もが情熱の結晶のゴール、そして、52歳の初ダンスを待っている。
▼森保監督 本当によく動けるなという、驚きと尊敬ですね。私よりも2つ年上の先輩がまだ現役でいるというのは、自分のことを考えると凄いなって本当につくづく思います。