「17歳の至宝」久保、今季初ゴール!ラグビー聖地秩父宮でFK弾
2019年04月11日 05:30
サッカー
「お待たせしました!決めたから言えることですけど、やっとだな、という感じです」
チームにはFKの名手、太田がいるが、このFKは「絶対に蹴ろうと思っていた」という。先輩を制してキッカーを志願すると、譲ってくれた太田から蹴るポイントをアドバイスされた。「太田選手の経験を借りて決められました」。6月にA代表入りの可能性も浮上している17歳は、待ち望んでいた今季公式戦初得点を謙虚に喜んだ。
日々のトレーニング後には日本代表DF室屋らとFKの居残り練習を行う。GKを立たせて何本も蹴り込み納得するまでやめない。才能に、たゆまぬ努力を積み上げ結果につなげた。クラブ幹部は「フィジカル面も整ってきて、求められることを体現できている。キャンプから意識もかなり高く保てているし、高校3年生だと考えればまだまだ伸びる」と天井知らずの成長に太鼓判を押す。
本拠の味の素スタジアムが改修工事により平日は使えないため、64年東京五輪以来、55年ぶりに秩父宮ラグビー場でサッカーの試合が開催された一戦。久保建の豪快な一撃は20年東京五輪での活躍をも予感させた。