ブラジル4大会ぶり南米王者!ネイマール不在も若手躍動「チームワークで強さを維持できた」
2019年07月08日 18:49
サッカー
昨年のW杯ロシア大会は全5試合に3トップ中央で先発して無得点に終わった背番号9は「W杯から学んだ。精神的に成長したし、シティーでたくさん練習した。もう一度サッカーに集中しようとしてきた」。今大会は1次リーグ第3戦のペルー戦から右MFで先発の座を勝ち取り、準決勝と決勝の大一番で活躍した。
その殊勲者ガブリエルジェズスが後半25分に2度目の警告を受けて退場しても、チチ監督(58)が築いた組織的守備は崩れなかった。準決勝まで5試合連続完封で、失点は決勝前半のハンド反則によるPKの1点のみ。1人少ない中で相手反撃をしのいだ上で、終了間際にエベルトンがPKを獲得しダメ押し点につなげた。
ネイマールに代わって左MFで先発に定着したエベルトンは決勝MVPと大会3ゴールで得点王に輝き「きょうは自分のすべてを出し尽くした」と歓喜。チチ監督は「ネイマールは(世界)トップ3の選手だが、チームワークで強さを維持できた」と、大会MVPに輝いた主将のDFダニエウ・アウベス(36=元パリ・サンジェルマン)を中心に一丸となってエース不在を乗り越えた選手達を称えた。