オランダ1部トウェンテへの期限付き移籍が決まったG大阪のU―20代表FW中村敬斗(18)が17日、会見を行い、オランダ経由東京五輪を誓った。「東京五輪は最高の舞台。出たい。海外リーグで2桁得点、2桁アシストすれば招集されると思う。ゴールに近いところでプレーできるので自分の持ち味を発揮できる。目に見える結果を残したい」。1年後に迫る大舞台のピッチを見据えた。
移籍前には今夏ドイツから復帰したFW宇佐美にも相談。「若い選手にとってはステップアップのための良いリーグ」と背中を押してもらった。さらに海外で成長するための心構えなども伝授されたという。だからこそ「誰も知らない選手の中に飛び込んでいくことで成長につながる」と複数オファーがあった中で敢えて一番厳しい環境を選択した。
早ければ8月3日のリーグ開幕PSV戦でデビューするが、その前に最後の仕事が残っている。「G大阪に貢献してオランダにいきたい」。ラストマッチの名古屋戦(20日、豊田ス)でのゴールを置き土産にする。