バルサ移籍浮上 C大阪・西川潤 同学年の久保に「“負けてられるか”という気持ちは持っています」
2020年01月18日 05:30
サッカー
「“好きになった”というところですよね(笑い)。雰囲気や、接する人とか。“好き”にはいろんな要素が含まれているんですけど、トータルで考えてセレッソが好きになったことが一番大きかった」
――神奈川で生まれ育って、大阪で生活することに抵抗は?
「大阪ならではの勝ち気な部分というか、ガッツというか。南野選手や堂安選手が持っている“自分が道を切り開くんだ”という気持ちが自分には必要だと思ったので」
――バルセロナが獲得に乗り出すという報道もあったが、いつか海外でプレーしたいという思いは?
「それはあります。ただ、自分は目標設定を徐々に積み上げていくスタイルで。もちろん“世界のトッププレーヤーになる”といった大きな目標はありますけど、目標を設定して全部クリアできるかといったら、そうじゃない。自分の今の状況、成長具合とかを見極めて目標を決めていく感じです」
――今の目標は?
「セレッソでレギュラーを獲ることですね」
――同学年には久保選手もいて、同じ川崎市出身だが?
「最寄り(の駅)が一緒で。彼が所属していたFCパーシモンの近くのチームで自分はプレーしていて、彼はその時から有名でした。小学校の低学年のときに見たことがあるんですけど“こういう選手がいるんだ”と。その頃から実力は抜けていましたね」
――比較されることも多いが、西川選手にとって彼の存在とは?
「同い年で、なおかつスペインで活躍している選手。ライバルと言ったらおこがましいし、勝手に自分が思っているだけですけど。“負けてられるか”という気持ちは持っています」
――夏には東京五輪も控えている。
「可能性があるなら狙わなければいけない。そのためにも、まずはセレッソで自分のプレーを表現することに集中していきたいと思います」
◆西川 潤(にしかわ・じゅん)2002年(平14)2月21日生まれ、神奈川県川崎市出身の17歳。青葉FCでサッカーを始め、横浜ジュニアユースから桐光学園に進み、U―17日本代表のほか、飛び級でU―20日本代表にも選出された。1メートル80、70キロ。利き足は左。