鹿島、ぶっつけ初戦も底力でACL本戦必ず!過密日程でも最善調整

2020年01月28日 05:30

サッカー

鹿島、ぶっつけ初戦も底力でACL本戦必ず!過密日程でも最善調整
ウオーミングアップする鹿島イレブン(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)本大会出場を懸けたプレーオフ2試合が28日、行われる。昨季のJ1で2位のFC東京はセレス・ネグロス(フィリピン)と、同3位の鹿島はメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と対戦する。FC東京はMF東慶悟主将(29)が3年連続公式戦チーム1号へ闘志。過密日程などに苦しんできた鹿島は、王者の底力で“ぶっつけ本番”を突破する構えだ。
 昨季最終戦からわずか27日後の、今季初戦。前日会見に出席したザーゴ監督は「プレーオフを突破することが最大の目標」と何度も繰り返した。

 元日の天皇杯決勝後は、過密日程のジレンマと戦いながらチームづくりを進めてきた。8日の新シーズン始動日は新加入を中心とした一部の選手で始動。11日からは宮崎キャンプが始まったが、天皇杯まで戦い抜いた主力は休養を取り、チーム合流後も選手のフィジカルコンディションを整えることを最優先にメニューが組まれた。

 ここまで紅白戦はほぼできていない状況だが、言い訳はしない。「準備してきたものが全部出せなくても勝たないといけない。今までもそうやって勝ってきた」とDF内田。準備万端とは言い難い。それでも、勝利を積み重ねつくってきた歴史が鹿島にはある。

 直前まで最善の策を施す。「選手が前日からずっと部屋にこもっていることは好ましくない。僕が指導してきたクラブではずっとそうしてきた」とザーゴ監督。昨季まではメンバー外の選手のみで行っていた試合当日の午前練習だが、ナイターの場合にはスタメン組にも軽めのトレーニングを課すことを明言した。すべては勝利のため。鹿島らしさにあふれた新指揮官が初陣に挑む。 

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