川崎Fが「フロンターレ型4―3―3」布陣で2年ぶりのリーグ王座奪回を目指す。2日から沖縄での2次合宿をスタート。この日の午前練習でも約1時間半みっちり新システムの確認を行った。
昨季まで基本布陣は4―2―3―1。よりダイナミックに攻撃する4―3―3はバルセロナやマンチェスターCなど世界屈指の強豪クラブも採用する布陣。教材にする選手も少なくないが、鬼木監督は「あのチームがこうだからとなると、自分たちのサッカーが分からなくなる」と強調し「そうではなく僕らはフロンターレ」と、あくまでも独自スタイル構築が重要だとした。昨季までのボール保持率を高め、細かいパスをつないで相手DF陣を崩すスタイルに加え、指揮官は「今までやってきたサッカーを崩さずに、それに上積みしていく」狙いだ。
「妥協せずに突き詰めていくことが大事」と指揮官。バルサでもなく、マンCでもない。「川崎F型4―3―3」を追求していく。