再開ブンデス「練習試合のよう」フランクフルト、リーグ4連敗 長谷部&鎌田は不発
2020年05月18日 05:30
サッカー
試合は開始直後からボルシアMGの猛攻を受け、前半7分までに2失点。無観客試合に集中力を欠いたか、DFヒンターエッガーは「観客の後押しもなく、練習試合のように感じたよ」と漏らした。先発した鎌田も不発。長谷部は後半29分から出場し、最初はボランチ、終盤はDFラインにも入った。過密日程によるケガのリスクを軽減するために、3人から5人に増えた交代枠もフル活用したが、劣勢は覆らなかった。
それでも世界の先陣を切った再開。感染予防は徹底されていた。試合に関わる人数は最大322人に制限、得点してもハイタッチなどは避け、足や肘タッチを推奨。ボールも頻繁に消毒。全選手、スタッフが週2回、PCR検査を受け、試合までの1週間も全員がホテルに滞在した。試合には敗れたが、ヒュッター監督は「他のリーグに手本を示したい」と振り返った。
3月にはチーム内にも陽性者が出てその後、2週間の隔離生活も経験した。再開は当初の見込みよりも早くチーム全体で練習できたのも10日間だけだ。それでも長谷部は「コロナと共にサッカー界も進んでいかないといけない」と話す。再開に向け、ガイドライン策定を進めるJリーグもブンデスリーガの動向を注視している。