湘南は2日、全体練習を再開した。全員が一堂に会してランニングし、ボールを使ってパスやシュートの練習などを約2時間行った。浮嶋敏監督(52)は「コンタクトもある通常の練習になった。サッカーをやっている選手を見ると、戻ってきた実感がある」と、振り返った。
MF鈴木冬一(20)も「全員でサッカーができる喜び、楽しさをあらためて感じた。やはりサッカーはチームスポーツ、周りの人がいて成り立つと感じた」と、笑顔を見せる。活動自粛中は自主練やオンライントレーニング、息抜きで海辺を散歩していたという。「1試合しかできなくてストレスがたまっていた。やりたいという気持ち強かったがいよいよ始まると」と試合に目を向ける。5月30日に20歳になったが、「行動の一つ一つに責任を持たないといけない。サッカーでは決して若くないし、危機感を持ってやる」と、飛躍を誓う。東京五輪候補でもあるが、「1年延びてアピールのチャンスができた。僕にはネガティブな要素はない。結果残すこと見据えてやっていくしかない」と、前向きだ。