Eフランクフルト長谷部、アジア新の独309戦出場!無観客の中、静かな偉業
2020年06月07日 05:30
サッカー
攻撃的MFもこなした浦和時代から一転、ドイツではセンターFW以外の全ポジションを経験した。ウォルフスブルクでは、11年9月のホッフェンハイム戦で味方GKが退場。3枚の交代枠を使い切っていたため、長谷部が“代役GK”を務めるなど、類いまれなユーティリティー性が記録更新の一助にもなった。
だが、決して順風満帆ではなかった。12年には契約を残した状態で移籍を試み、12~13年シーズンは開幕から9試合連続ベンチ外と干された。「これだけ長く試合に出られないのは人生で初めて」と話していた長谷部は、日本に戻る選択肢もあった中で残留を決断。諦めずに努力を続け、周囲の信頼を取り戻したことで今がある。
先月末には来年6月30日までの契約延長にサイン。同時に今年7月1日からは、アンバサダーとして3年契約を締結するなどクラブからの信頼度は高い。前節3日のブレーメン戦後、記録について長谷部は「とても誇りに思う」と語っていた。ディフェンスラインの要は、まだまだチームの“最前線”でプレーを続ける。