レアル3季ぶりV 最多34度目タイトル ジダン監督「私のプロ人生で最高の日の一つ」
2020年07月17日 11:27
サッカー
クラブOBのスター指揮官は、就任3シーズンで欧州チャンピオンズリーグ3連覇を達成して2018年6月に退任。約9カ月のブランクを経て昨年3月に「バッテリーを再充電できた」と復帰し、絶対エースだったC・ロナウド(現ユベントス)を失い低迷していたチームを立て直した。
守りの要で今季自己最多の10ゴールを挙げたDFセルヒオラモス、この日2ゴールでチーム最多のリーグ戦21得点のFWベンゼマの両ベテランを攻守の軸に、層の厚さを生かして選手をローテーションしながら起用。4―3―3をベースにしながら選手によって細かく布陣を変えるなど柔軟な采配で、6月のリーグ再開後にチームを10連勝に導いた。中断前は勝ち点2差で追っていたバルセロナを逆転し、宿敵の3連覇を阻止した。
セルヒオラモスは「ジダンが我々にとって(優勝の)鍵だった。すべての選手を信頼していると示し、チームを導いてくれた。すべての監督ができることじゃない。我々みんなが彼を信頼している」とフランス人指揮官の手腕を絶賛。出番が少なかったスター選手のウェールズ代表FWベール、コロンビア代表MFハメスロドリゲスも笑顔で喜びを分かち合う姿に、ジダン監督が築いたチームの一体感が表れていた。