鹿島DF内田 異例のシーズン途中引退発表 輝かしいキャリアも近年はケガで苦闘

2020年08月20日 20:58

サッカー

鹿島DF内田 異例のシーズン途中引退発表 輝かしいキャリアも近年はケガで苦闘
鹿島DF内田篤人 Photo By スポニチ
 J1鹿島は20日、元日本代表DF内田篤人(32)が現役を引退すると発表した。クラブとの契約を8月31日で終了し、23日のG大阪戦がラストマッチとなる。
 突出したスピードと高いサッカーIQを持ち、攻撃の組み立てに参加できる新時代のサイドバックのアイコン的存在だった。清水東から06年に鹿島に加入。高卒ルーキーとしてクラブ初の開幕スタメンに名を連ねるなど、すぐに主力に定着し、07年からのリーグ3連覇に大きく貢献した。10年にドイツ1部シャルケへ完全移籍。新天地でも右サイドバックで定位置をつかみ、10~11年シーズンの欧州CLではクラブ最高のベスト4に貢献した。日本代表としても活躍し、10年W杯南アフリカ大会、14年ブラジル大会のメンバーに選出された。

 輝かしいキャリアを誇る一方で、近年はケガに苦しめられた。14年W杯ブラジル大会直前に右足を負傷。手術を回避してW杯の夢舞台に臨んだが、患部の状態は思わしくなく15年に手術を受けた。復帰には約1年9カ月を要したものの、その後も右足のケガが相次いだ。

 今季終了まで鹿島との契約を残す中、異例とも言えるシーズン途中での引退発表。コンディション面を理由に、本人が現役引退を申し入れたという。23日のG大阪戦後にあいさつを予定しており、24日にはオンライン記者会見に臨む。今回の決断に至った理由を、自らの口で説明する。

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