J2大宮 2試合連続の逆転勝ち、終了間際にDF畑尾が無我夢中弾「思い出せない」
2020年09月30日 22:30
サッカー
今季前半戦は21試合で17得点。追加点が奪えない試合が続き、前節まで14位と低迷した。過密日程の影響による夏場の連戦もあり、体力面の不安から消極的なプレーが目立ったという。それでも、MF三門雄大主将(33)は「いつも以上に何かを変えないと(順位を)ひっくり返せない。危機感を持ち始めて、アグレッシブさが出た」と振り返る。失点のリスクも承知の上で、全員が果敢に前へ行く姿勢を出したことで、課題だった得点力も改善の兆しが見えてきた。
この日、スタンドには「勝ち点29・14位 優勝という目標と現実の差をどう考える? もっとやれるはず 大宮に関わる全ての人の想いを背負い結果で示せ。 俺達は最後まで諦めない」と長文で厳しくも、温かいメッセージが掲げられていた。畑尾は言う。「結果を出すしかない。勝って自分たちのサッカーが間違っていないことを証明したい」。逆転のJ1昇格へ、ようやく大宮が勢いに乗ってきた。