日本初女子プロリーグ「WEリーグ」11クラブ選出 新設の大宮、初代監督に佐々木則夫氏浮上
2020年10月16日 05:30
サッカー
![日本初女子プロリーグ「WEリーグ」11クラブ選出 新設の大宮、初代監督に佐々木則夫氏浮上](/soccer/news/2020/09/11/jpeg/20200911s00002000069000p_view.jpg)
16年リオ五輪アジア最終予選を最後に代表監督を退任後、大宮のトータルアドバイザーを務めてきた。クラブのスクールを指導していた際、少女に「私は将来、大宮のユニホームを着れないの?」と聞かれたという。これまでも、女子トップチーム新設の要望が多く、WEリーグの発足を機に乗り出した。
16年4月には十文字学園の副学長にも就任。同学園を母体に、なでしこ2部で活動するFC十文字のスーパーバイザーとして運営面をサポートしてきた実績がある。森正志代表は「十文字さんと相談しながらできれば」と、佐々木氏の助言を受けながら協力態勢で土台をつくっていく。
ホームタウンとなる埼玉県からは、3クラブが選出された。佐々木氏は「お隣の赤いチーム(浦和)に劣らないよう頑張りたい」と笑みを浮かべ、大きな青写真を描いていた。
▼日テレDF岩清水梓 (女子プロリーグの)初代女王はベレーザが獲りたい。自分もその気持ちを強く持ち、ママさんプロリーガーの1人目として、モチベーション高く頑張りたい。
▼INAC神戸安本卓史社長 初代チャンピオンを目指して頑張りたい。女子サッカーの裾野を広げていきたい。
【WEリーグアラカルト】
☆プロ契約 WEリーグでは1チーム15人以上とのプロ契約(A契約5人、B・C契約10人以上)が義務。B・C契約の最低年俸は270万円に設定している。現在のなでしこリーグではプロ契約とアマチュアが混在。大半は所属先などで仕事をし、社員としての給料をもらいながら活動している。
☆スタジアム 5000人以上収容のスタジアム確保が義務。昨季なでしこ1部の平均入場者数は約1200人。WEリーグでは平均5000人を目標としており、観戦環境の整備が必須だった。
☆スタッフ 3年以内に役職員の50%以上を女性、役員の最低1人を女性とし、監督を含めたコーチングスタッフを最低1人は女性にしなくてはいけない。なでしこリーグ32クラブのうち、女性監督はわずか4人で、S級ライセンスを持つのは2人のみ。