苦しい時期を乗り越えたG大阪DF菅沼、奮い立たせたのは森下監督の言葉と仲間の姿勢

2020年10月30日 19:37

サッカー

苦しい時期を乗り越えたG大阪DF菅沼、奮い立たせたのは森下監督の言葉と仲間の姿勢
札幌戦へ向けて最終調整を行うG大阪DF菅沼 Photo By スポニチ
 あす札幌戦を控えるG大阪のDF菅沼駿哉(30)が、レギュラー定着へ向けて気合を入れた。大分戦(18日)と柏戦(24日)で連続スタメン。「連続して起用してくれたおかげで、コンディションは上がってきている」と充実した表情を見せ「そろそろケガ人も戻ってくるだろうし、札幌戦は大事になる」と意気込んだ。
 「今季は思ったようなシーズンじゃない」と言う通り、苦しい時期が続いた。リーグ再開初戦のC大阪戦(7月4日)でスタメン出場したが、その後は負傷の影響もあってベンチ外。今季2度目の出番は、ターンオーバーした10月7日の鳥栖戦だった。その間を支えてくれたのは、U―23チームの森下監督とチームメートだった。

 森下監督は「悔しいのは分かるが、プレーを止めてしまってはダメだ。文句を言う前にやることをやってからだ」と言葉で奮い立たせてくれた。そして名前は明かさなかったものの「ソイツもベンチ外だった時期があって、でもスタンドでチームを一生懸命に応援する姿を見て感じるものがあった」。どんな状況でも一緒に戦う仲間の行動に心を打たれた。嘆き、落ち込むのを止めた。

 DF三浦弦太とDF昌子源が負傷離脱している影響もあったが、今季3度目のスタメンとなった大分戦では無失点。柏戦ではリーグ得点ランクトップのオルンガと互角以上の戦いを見せた。「まだ自分のプレーが出せていないというモヤモヤはある」と口にするものの2連勝に貢献した。

 昌子と三浦、韓国代表DF金英権の実力者3人が揃うセンターバック陣。だが簡単にポジションを明け渡すつもりはない。札幌の強力アタッカー陣も抑え、存在感をさらに強める。

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