ルヴァン杯決勝 来年1・4開催に村井チェアマン「ここしかない」、ぎりぎりの日程調整

2020年11月12日 21:05

サッカー

ルヴァン杯決勝 来年1・4開催に村井チェアマン「ここしかない」、ぎりぎりの日程調整
村井チェアマン Photo By スポニチ
 Jリーグは12日、延期されていたルヴァン杯決勝の柏―FC東京戦を、来年1月4日に国立競技場で開催すると発表した。当初は今月7日に予定していたが、柏で新型コロナウイルスによる集団感染が確認されて延期が決定。オンラインで取材対応した村井チェアマンは「確実に試合が行えるのは、ここ(4日)しかない」と、苦渋の表情を浮かべた。
 12月19日のJ1最終節で年間順位が決定。上位2チームは同27日~1月1日までの天皇杯に出場する。FC東京は現時点で2位圏内の可能性があるため、この期間に代替日を設定することはできなかった。リーグ戦の行方を見てから決定することもできたが、村井チェアマンは「2万4000人の観客に我々の都合で、12月中旬まで(代替日決定を)引っ張るのは申し訳ない」と説明した。

 FC東京は今月18日のリーグ戦を最後にACL出場のためカタールへ移動。グループステージを消化しながら、国内では来月12、19日にリーグ戦が控える。そのため、リーグは2チーム編成を承諾。しかし、12月19日のACL決勝まで進んだ場合は帰国後2週間の隔離期間が設けられるため、ACL組が全体練習に参加できるのは、ルヴァン杯決勝前日の1月3日となる。

 大一番で“ぶっつけ本番”の可能性があることについて、村井チェアマンは「こういう想定を織り込みながらFC東京は2チーム編成をしている。もし帰国組が先発できなければ、国内組を主体として素晴らしいゲームをしてくれると思っている」と説明。だが、両チームがベストメンバーで臨むことができないことも懸念される。原副理事長は「政府にも帰国後は練習場の近くで泊まり、練習ができないか交渉もしている」と続けた。

 また、この日に行われた契約担当者会議では、来年2月の2週目に予定していた来季の開幕を遅らせる方向となった。出席した原副理事長は「AFCの方で来年のACLを議論しているが、来年のACLが遅れるという情報がある。(リーグ戦の)開幕を想定していたよりも、遅らせるということを話し合ったので調整している」と、方向性を説明した。

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