本田圭佑 マラドーナ氏の訃報を受け「めちゃ考えますよね、死については本当に」「究極のテーマ」
2020年12月01日 20:47
サッカー
その後、12月に突入したことについて聞かれ「速い!」と声をあげた本田。「時が経つ速さっていうのはね、もう待ってはくれないんですよね」とし、年々速くなると実感するという時間経過に「過ぎたらあっという間っていうのは人の記憶だと思うので、うん」と話した後で「マラドーナは死ぬし」と、11月25日に亡くなった元アルゼンチン代表のスーパースター、ディエゴ・マラドーナ氏(享年60)の訃報を自ら話題に出した。そして「人が死ぬとね、自分も死に近づいてるんやなっていうのを実感させられるわけですよ。うん。もう本当に。だって60歳らしいんですよね。僕、34でしょ?もう僕は倍は生きれないってことですよね。その計算でいくとね」としんみり。「一日一日をね、大事にしないといけないなって。改めてこういうふうに、年が終わるのが近づくにつれてそう思いますよね」と続けた。「めちゃ考えますよね、死については本当に」と本田。「究極のテーマだと思いますね。だって、死を経験した人だけはこの世にいないんですよ。80歳も20歳も死を語る時は同じなんですよ」とした。
マラドーナ氏には会ったことはないというが「サッカー界にとっての影響は本当に計り知れない」ことを改めて実感している。「本当にレジェンド。凄すぎて」。死後に目にしたマラドーナ氏が数々の著名人と撮った写真も「マラドーナが横にいると子どもがサンタさんと写真を撮ってるとか、子どもがアンパンマンと写真を撮ってるとか」というふうにさえ見えると、その存在の大きさを表現した。
その上で、現在のコロナ禍における自身の死生観を明かした。「こんな状況下でも僕はすごく人の死については結構冷静に考えていて。たとえどんなすごい人が死んだとしても世の中は普通に回るし、残念ながらマラドーナも忘れ去られていくんですよね。これが人の機能で。忘れるように人間はできてるんですよね。それを考えると、すごく人の命って本当に儚いなって思うんで。自分がいろいろ何か世の中にインパクト残して死んでいきたいなみたいな理想論を描いている中で、でも自分に冷静に問いかける言葉っていうのは『いやいや、お前死んでも世の中フツーに回るし、当たり前のようにお前のこと忘れるからな』っていう冷静な自分もいるんですよ。だから究極のところは自己満足なんかなっていう感じはしますね」。
そして「考えて考えて考えて、たどり着く先はやっぱりきょう一日を全力で生きるっていうことなんですよね。めっちゃシンプルに、そこは。それしかないんですよ」と力をこめた。
おすすめテーマ
2020年12月01日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
ボローニャ・冨安、1年2カ月ぶり完封勝ちに貢献 連続失点41でストップ
-
ビリャレアル・久保、途中出場も好機を生かせず チームは公式戦3試合連続の引き分け
-
FC東京、永井弾守れず逆転負け…決勝T進出を懸けて3日にパース戦
-
横浜、クラブ史上初の決勝T進出へ エリキ、元同僚ムリロに勝つ「必ずいい結果が出せる」
-
ACL組、帰国後の14日間の待機期間中でも練習可能に?村井チェアマン「協議しながら最終確認していく」
-
浦和MFマルティノス退団!今季21戦4得点「素晴らしいサポートに感謝」
-
フライデーナイトJリーグ、来季復活へ 今季は過密日程で消滅
-
岡崎、古巣のJ1清水ジュニアユースとオンライン交流「コツコツやることが大事」
-
元セネガル代表・ディオプ氏が死去 42歳、日韓W杯で活躍
-
鳥栖の元日本代表DF岩下、今季限りで現役引退「チャンピオンになれることを信じて応援しています」