男女で神戸討ちだ 新潟・星、左SBの穴埋める レディース川澄は古巣戦に闘志
2024年05月06日 04:00
サッカー
前節の広島戦、前半33分の早川の退場で突然出番が回ってきた。左SBは2018~20年に所属した大分で務めていたポジション。事前に松橋監督からも起用を示唆されており、「懐かしいな」と練習で取り組み、感覚も取り戻していた。
広島戦は守備の時間が長く、映像で振り返っても「無難にやっていた」と苦笑する。しかし今度は本領を発揮できる。運動量を生かして相手の嫌がるポジションを取り、攻撃の潤滑油となれるのが強み。「攻撃で良さを出していきたい。ボールをチームとして保持する中で、前の選手が気持ちよくプレーできる球出しができたらいい」と意気込む。
神戸はクロスからの攻撃がメイン。特に相対する右サイドはDF酒井、FW武藤の元日本代表が相手となる。それでも「1対1の場面が増える。上回れるようにやっていきたい」と、勝敗を左右するであろうサイドの攻防で譲る気は全くない。
ボランチで先発した昨年7月の対戦では、ビルドアップの時に自陣でボールを奪われ、失点して敗れただけに個人的にも力が入る。「借りをしっかりと返したい」。昨季王者に真っ向勝負を挑む。(西巻 賢介)
《川澄「疲れもないし、いい感じ」》
3連戦の最後の試合。レディースの川澄主将は「不思議と3戦目の方がコンディションがいい。疲れもないし、いい感じでいける」と頼もしい。
前節の日テレ東京V戦は1―2で敗れた。優勝の可能性は消滅したが「本気でみんながトップ3を目指したからここまで来られた。一つでも上の順位を狙える可能性もあるし、このタイミングで上位のINAC(神戸)と対戦できるのはいいチャンス。どれだけ自分たちが成長できたか表現したい」と結果で自分たちの成長の証を得るつもりだ。
昨年11月の開幕戦で対戦した際は0―1で敗れたが、そこからひた向きに上位を目指して練習に取り組んできた。「練習で積み上げたものを出すことはもちろん、わずかなところもサボらずにやっていけば勝機はある」と上位相手でもひるむことはない。
INACの守備陣ははなでしこジャパンの正GK山下を中心に、これまで8失点とリーグ最少失点を誇る。「一筋縄ではいかない相手なのは分かっている。ただ前線にクロスを入れるのではなく、人数をかけるとか工夫が必要。もっと攻撃のバリエーションを増やして、サッカーの楽しさ、面白さを出していけたら」と語る。
きょう6日は今季最多の3000人を超える観客が予想される。来場者を魅了する好ゲームでサポーターとともに勝利を分かち合うつもりだ。
おすすめテーマ
2024年05月06日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
千両役者や!G大阪FW宇佐美がバースデー弾で5年ぶりダービー勝利「思ったよりいいもんやなと」
-
鹿島が今季初の3連勝 途中出場チャヴリッチが後半ATに決勝弾
-
東京V 今季初の連勝にも笑顔少なく…城福監督「きょうで満足するのでなく、ここから課題クリアを」
-
浦和GK西川周作 史上3人目のJ1通算600試合出場 37歳で遠藤保仁氏、楢崎正剛氏に続く大台乗った
-
町田が3発&無失点で京都を圧倒し首位キープ U―23代表帰り平河と藤尾は途中出場
-
神戸 前節から9人変更して新潟から3ゴール ホームで3月30日以来の勝利
-
U―23日本代表MF川崎颯太はフル出場奮闘も…京都は町田に3失点完敗
-
G大阪が5年ぶりに大阪ダービー制す 宇佐美バースデーV弾
-
C大阪DF毎熊晟矢にアクシデントか 右足ひきずりながら途中交代
-
G大阪・宇佐美貴史がバースデー弾で先制 C大阪との大阪ダービー
-
Dザクレブが頂上決戦制して7連覇へ大前進 DF荻原拓也が移籍後初アシストで逆転演出
-
クロップ監督がFWサラー絶賛! リバプール“最終戦”へユーモア全開「雨で涙を見られないことを願う」
-
U-23凱旋帰国で始まるメンバー争い 松木「結果にこだわりたい」 細谷「本番でも活躍したい」
-
男女で神戸討ちだ 新潟・星、左SBの穴埋める レディース川澄は古巣戦に闘志
-
OA選出濃厚のボルシアMG・板倉「出たい思いはある」 チームは1部残留へ半歩前進