日本代表DF植田 仏1部ニーム移籍浮上、守備再建へ若きサムライに期待
2021年01月16日 05:31
サッカー
植田は18年に鹿島からベルギーに移籍。流血もいとわない闘争心あふれるプレー、対人や空中戦での強さは欧州で磨きがかかった。昨年10月、日本代表―コートジボワール戦ではアディショナルタイムに劇的な決勝ヘッド弾を決め、存在感を見せていた。
18年W杯ロシア大会では初めてメンバー入りしたが出場機会はなし。同年7月にベルギー移籍が決まると「4年後、W杯に出るためにも大事な移籍。キャリアの中でももっと上に行きたい」と覚悟を持って海を渡った。それから2年半。ベルギーを経て欧州5大リーグへ。22年W杯で期待される植田の動向が注目される。
◆植田 直通(うえだ・なおみち)1994年(平6)10月24日生まれ、熊本県出身の26歳。熊本・大津高から13年に鹿島入り。J1通算96戦4得点。W杯ロシア大会後の18年7月にセルクル・ブリュージュへ移籍。国際Aマッチ通算13戦出場、昨年10月のコートジボワール戦で初得点を挙げた。小学生時代にはテコンドーで全国大会に出場した経験がある。利き足は右。1メートル86、77キロ。
▽ニーム 1937年創設。ホームタウンはフランス南部のニーム。1部最高成績は4度の2位で、カップ戦を含めて優勝経験はなし。93年の2部降格から下部にいたが、18年に25年ぶりの1部昇格を果たした。ジェローム・アルピノン監督(42)は今季就任。スタジアムは約1万6000人収容のコスティエール。チームカラーは赤。