なでしこ 2月米遠征中止、コロナ影響で 五輪前の実戦消滅…選考にも狂い
2021年01月28日 05:31
サッカー
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また、選手選考の貴重な場としても期待されていた。19年W杯フランス大会は24人で臨んだが、東京五輪は18人。1年の延期で新戦力も台頭しており、昨年末に高倉麻子監督(52)は「米国遠征で海外の強豪とできる。可能性ある選手が国際試合で通用するか。そこが大事な(選考)ポイントになる」と話しており、狂いが生じるのは避けられない。
なでしこジャパンは昨年3月のシービリーブス杯を最後に約7カ月間の活動中断。昨秋に再始動したが、五輪イヤー最初の活動となった1月の国内合宿もコロナ禍で中止となった。本番前には4月以降、国内で5試合の国際親善試合を予定しているが、先行きは不透明。五輪初の金メダルを狙うなでしこにとって、大きな試練となりそうだ。
◇シービリーブス杯 16年から毎年2月または3月に米国で開催されてきたナショナルチームによる国際大会。今年はフロリダ州オーランドでの集中開催でFIFAランク10位の日本のほか、同1位の米国、8位に並ぶブラジル、カナダと総当たりで対戦する予定だった。日本は19年大会から参加し、昨年はスペイン、イングランド、米国に3連敗している。