増嶋竜也氏が異例の自主トライアウト開催 クラウドファンディングも設立
2021年02月07日 05:00
サッカー
京都や柏、千葉などで17年間の現役生活を過ごした増嶋さん。12年にはバドミントン選手として2度の五輪に出場した潮田玲子さんと結婚し、アスリート夫婦として話題になった。電話取材に応じた増嶋氏は「コロナ禍で厳しい情勢ですけど、まだ引退しなくないという選手から多くの連絡が来たんです」と経緯を説明した。開催にあたり、資金を集めるために「♯Reback―もう一度Jの舞台へ―」というクラウドファンディングを設立。目標金額は600万円に設定された。
緊急事態宣言による入国制限で来日できていない選手もいるだけに、各クラブの補強ポイントと合致すれば、契約に至る可能性はある。また、現在は各クラブが開幕に向けたキャンプなどを実施中。チーム作りが進む中で弱点なども見えてくるタイミングだけに「現役の時から“この時期にもトライアウトがあったらいいのにな”と思っていた」と増嶋氏は言う。
「今回のトレーニングキャンプが成功するかは分からないけど、たとえ引退することになっても、選手たちには最後に気持ちよくやりきってもらえれば。Jリーグなどのチーム関係者には、ぜひ、気にかけてもらえればと思っています」
異例といえる自主トライアウト。3週間の期間中には練習試合なども予定されており、参加する選手にとっては人生を懸けたアピールの舞台となりそうだ。