【明治安田生命J1第4節第2日 大分1-1FC東京 ( 2021年3月14日 昭和電ド )】
今季の無敗を継続する価値あるゴールを決めると、大分FW町田は両手を広げ力強く右手を突き上げた。1点を追う後半31分、坂のクロスを伊佐が胸トラップで落としたボールを相手DFが足でクリア。その浮き球を冷静に右足でダイレクトに叩き込んだ。「いいクロスが自分を超えて入って伊佐が凄くいいところに落としてくれた。枠に入れることを意識してシュートした」。J1で2得点目となる自身今季初得点。パワーとスピード、個の能力に勝る相手に押し込まれる展開が続く中、数少ない決定機を仕留めた。
前節のG大阪戦が中止。準備期間が相手よりも長い1週間あった。「勝ちきれなかった。他にもチャンスはあったのに悔しい」と満足はしていない。
3戦で1勝2分け。片野坂知宏監督は「粘り強く戦ってよく追いついてくれた。大事な勝ち点1」と評価。次戦のC大阪戦へ「今波に乗っている相手。何とか勝ち点を持って帰りたい」と話した。