福岡 後半途中出場の金森が古巣に値千金Vゴール「任務果たせてよかった」

2021年03月18日 05:30

サッカー

福岡 後半途中出場の金森が古巣に値千金Vゴール「任務果たせてよかった」
<福岡・鹿島>後半、決勝ゴールを決め、祝福される福岡・金森(右から2人目) Photo By 共同
 【明治安田生命J1第5節   福岡1ー0鹿島 ( 2021年3月17日    ベススタ )】 福岡がホームで鹿島を1―0で下し、2011年10月1日以来、10年ぶりのJ1での連勝を果たした。MF金森健志(26)が2試合連続ゴール。古巣を相手に値千金の一撃で、福岡は鹿島から06年10月7日以来、5275日ぶりの勝利となった。
 古巣からのゴールと勝利。金森は試合終了のホイッスルが響くとピッチに突っ伏して感情を爆発させた。

 後半開始からピッチに投入された。ただ「鹿島のしたたかさにやられて逆に攻め込まれた。自分も何もできてなかった」。前半37分の一発退場で1人少ない相手に苦戦。金森は2年半所属した古巣の底力を感じながらも虎視眈々(たんたん)とその時を狙っていた。

 後半40分だ。サロモンソンのクロスをゴール前で山岸が胸で落としたボールに走り込んで、左足ダイレクトで決めた。「ゴールを決められて任務を果たせてよかった」。前節の徳島戦に続く決勝ゴールに笑みがこぼれた。

 後半アディショナルタイムには、鹿島のゴールがVAR判定で取り消されてJ1昇格後初の完封も達成。ここまでの公式戦5戦は全て前半に先制点を許したが、チームは確かな成長を見せた。最終ラインが主戦場のDF三国を1トップで先発起用する采配も見せた長谷部茂利監督は「セカンドボール、球際では負けていたが、交代で出た選手、それまでの選手も役割を全うしてくれた」と称えた。

 次戦は鳥栖との5年ぶり九州ダービー。またもや古巣との対戦となる金森は「勝ち点3を取って順位を上げていくことが僕の役割。次も勝って3連勝したい」と3戦連続ゴールに照準を合わせた。

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