麻也 3度目五輪へ覚悟「監督が“違うな”と思ったらOA代えて」まずは28日A代表ミャンマー戦

2021年05月28日 05:30

サッカー

麻也 3度目五輪へ覚悟「監督が“違うな”と思ったらOA代えて」まずは28日A代表ミャンマー戦
ボール回しに汗を流す酒井(左)と吉田(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 日本代表DF吉田麻也(32)が27日、オーバーエージ(OA)枠で出場する東京五輪へ強い覚悟を示した。28日のW杯アジア2次予選ミャンマー戦(フクアリ)を前にウェブ取材に応じ、目標に掲げるメダル獲得へ死力を尽くすことを誓った。まずはミャンマーに勝って1位での2次予選突破を決め、今月31日からスタートするU―24日本代表合宿に合流する。
 いつにも増して引き締まった表情を見せた。ミャンマー戦の前日ウェブ会見。吉田はOA枠での出場が内定した東京五輪についても触れ、「前回よりも期待値はさらに大きくなっていると思う」と率直な感想を口にした。

 同じくOA枠で出場した12年ロンドン五輪は当時23歳。今回は円熟味を増した32歳で迎え、しかも自国開催。国際Aマッチ出場106試合を数える百戦錬磨の吉田も、その違いをすでに肌で感じていた。

 だからこそ、相当な覚悟を持って臨む構えだ。OA内定後、森保監督に直談判し、伝えた。

 「6月の合宿で監督が“やっぱり違うな”、“このオーバーエージじゃないな”と思ったり、満足いくパフォーマンスを出せなかったりしたら、(他の選手と)代えてもらって問題ないです」。

 まさに不退転の決意。「僕ら3人(酒井、遠藤航)は、そういう緊張感の中でプレーしないといけない」と強い意志を示した。

 12年ロンドン五輪では3位決定戦で韓国に敗れ、44年ぶりのメダルを逃した。「これまでのキャリアの中でも特に悔しさの残っている一試合」。宿敵に敗れた悔しさは、今も決して忘れていない。五輪は08年北京大会も含め日本サッカー史上最多の3度目。

 「3回出て一回もメダルを獲ってないとなると、情けないなと思うので、ぜひ獲りたい」。メダル獲得に対する思いも人一倍だ。

 東京五輪世代のU―24日本代表合宿は今月31日からスタート。その前に、まずは主将を務めるA代表をミャンマー戦で勝利へと導き、2次予選突破を“置き土産”に心置きなく五輪チームに合流する。

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