順大がJ1ジャイキリ FC東京撃破“清水東三羽がらす対決”堀池監督に軍配 天皇杯2回戦
2021年06月10日 05:30
サッカー
前半9分に先制される苦しい展開だった。しかし、すぐに気持ちを切り替えた。球際で激しく戦い、セカンドボールを回収。特に後半はボールを保持して押し込んだ。すると43分に同点。延長前半終了間際にはFC東京U―18出身のMF小林里が自ら獲得したPKを沈めて逆転した。「恩返しというか、絶対に負けたくなかったので決められてうれしかった」。番狂わせとは言わせないほど、堂々の内容で勝利をつかんだ。
同級生指揮官対決だった。対戦相手の長谷川監督とは清水東高の2年時に全国高校サッカー選手権を制し、3年時も準優勝した戦友。大榎克己氏(現清水GM)も含め「清水東三羽がらす」と呼ばれた。「2回戦で(長谷川)健太くんのFC東京とやれるというのは思ってもいなかった。自分が一番楽しみにしていたのかもしれない。やるからには勝ちたいという気持ちしかなかったし、選手を勝たせてあげたかった」と指揮官は余韻にひたる。
順大には小林里だけでなく、DF長谷川らFC東京の下部組織で育った選手たちが在籍する。トップチーム昇格を果たせなかった男たちを指揮官は「4年後に見返そう」と誘った。そんな熱い言葉を受けた“堀池チルドレン”が躍動し、優勝経験もあるJ1クラブを撃破。120分間の死闘を経て、大学生たちが下克上を達成した。
▼FC東京・長谷川健太監督 想定外の展開だった。追加点がなく情けない。自分自身の力不足だ。
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