森保ジャパン、五輪18戦士決定!“最強ポリバレント軍団”酷暑&過密日程考慮、ほぼ全員複数ポジOK

2021年06月23日 05:30

サッカー

森保ジャパン、五輪18戦士決定!“最強ポリバレント軍団”酷暑&過密日程考慮、ほぼ全員複数ポジOK
オンライン記者会見で、東京五輪に臨むサッカー男子U―24日本代表メンバーを発表した森保監督(C)JFA Photo By 共同
 日本サッカー協会は22日、東京五輪に出場する日本代表メンバー18人を発表した。注目のMF久保建英(20=ヘタフェ)らを順当に選出した森保一監督(52)は、酷暑と過密日程を見据えてほぼ全員が複数の位置をこなせる“最強ポリバレント軍団”を形成した。目指すは銅メダルを獲得した68年メキシコ大会を超える悲願の金メダル。来月5日から静岡県内での事前合宿をスタートさせる。
 金メダルを目指す陣容が決まった。昨年五輪が開催されていれば、選ばれていなかった選手もいた。「非常に難しい作業だった」と森保監督。前日のスタッフ会議で18人をほぼ固めた後も、朝まで考え抜いて決定した。

 「金メダルを獲得するために、現時点でのベストなメンバーを選ばせていただいた。選ばれた選手にはこれまで戦ってきた仲間の思いを胸に刻み、日本のために全力で力を出し切ってほしい」

 最強の“ポリバレント集団”をつくり上げた。本番は酷暑の上、頂点までは中2日で6試合。指揮官は「まずは局面を打開でき、守れる個の強さを持つこと。プラス仲間のために走って戦える選手」とした上で「過密日程、酷暑の中戦う。複数のポジションをこなせる選手たちを選んだ」と選考で重視したポイントを明かした。

 五輪ではW杯の23人より少ない18人で戦う。ケガや体調不良の影響を受けやすいが、今回のメンバーはGKを除いてほぼ全員が複数の位置をこなすことができるため、対応が可能だ。その上、基本の4―2―3―1から、4―3―3や3―4―2―1にスムーズに変更できるため、対戦相手から対策を立てられにくいというメリットもある。指揮官は「多くの選手に複数のポジションをこなしてもらいながら結果を出したい」と話した。

 17年12月の発足から3年半。過去の大会以上に多い延べ約90人もの五輪世代を選出してきた。18人の選考は、活動ごとにその膨大な下調べと視察をするところから積み上げてきたスタッフの努力の結晶だ。海外組は過去最多の9人。百人力の吉田、酒井、遠藤のOA枠3人も加わり、史上最強の18人とも言える布陣が出来上がった。

 異例のコロナ下で迎える本番には、特別な思いもある。「開催の賛否の議論がされている中で戦うことを、私自身認識して臨みたい。五輪で日本を背負って戦う意義を考えて、残された期間、最善の準備をしてベストを尽くしたい」。史上最強のポリバレント集団を、必ずや頂点に導く。

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