濃厚接触者21人の南アフリカ 組織委、FIFAなど日本戦開催可否の調整開始
2021年07月20日 05:30
サッカー
組織委によると、21人の濃厚接触者の大部分が選手。濃厚接触者であってもPCR検査陰性などを条件に練習は認められており、全員陰性だったことを受け、この日は千葉市内での練習に選手19人のうち15人が参加した。FIFAの規定では試合実施には少なくとも13人が必要。濃厚接触者の中からさらに陽性者が出た場合は、試合が成立しない可能性がある。
《試合6時間前に陰性なら出場可》▽濃厚接触者の出場可否 政府と都、組織委による4月の「コロナ対策調整会議」では(1)毎日の検査で陰性(2)事前にルールで合意が得られ、他の出場者等の了解を得られれば出場を認める、などの条件が浮上。コロナ対策の規則集「プレーブック」では(1)毎日のPCR検査で陰性(2)保健当局の評価(3)国際競技団体の同意、と定められた。政府と組織委は16日、毎日のPCR検査や隔離生活を前提に、開始6時間前の検査で陰性なら出場を認めるとの方針を決めた。
《陰性から6~7時間なら感染確率「凄く低い」》国際オリンピック委員会(IOC)の独立専門家パネル責任者で12年ロンドン五輪で公衆衛生ディレクターを務めたブライアン・マクロスキー博士が、今大会のコロナ対策について都内で会見した。今月1日から18日までの大会関連の陽性者は58人だが「想定よりもむしろ少ない。選手村でまん延するリスクはかなり低いと思う」と分析した。
6時間前検査で陰性なら出場を認める特例に関しては「陰性から6~7時間では感染に至る確率が凄く低い」とし、米国疾病予防対策センターなどのデータと紹介した。