客席で急患が出て試合中断 緊急対応を求めた選手がマン・オブ・ザ・マッチに

2021年10月18日 20:38

サッカー

客席で急患が出て試合中断 緊急対応を求めた選手がマン・オブ・ザ・マッチに
急患の治療のためピッチを走る医療スタッフ(AP) Photo By AP
 【プレミアリーグ   トットナム3―2ニューカッスル ( 2021年10月17日    英国・ニューカッスル )】 ニューカッスル―トットナム戦で観客席で急患が出たため、試合が中断するハプニングがあった。前半40分にプレーが途切れた際にトットナムのDFレギロンが主審をつかまえてスタンドを指さして異常を伝え、DFダイアーが医療スタッフにAED(自動体外式除細動器)を運ぶよう指示。緊急措置が終わるまで選手がロッカーに引き揚げ、約20分後に試合が再開された。
 病院に運ばれたファンは会話も可能な状況でホームのニューカッスルはピッチ内外の協力に感謝する声明を発表。レギロンは「ファンが叫んでいるのが聞こえた。男性が寝かされているのを見て、とてもナーバスになったんだ。それで主審のところに行って“中断しないと。こんな状況でプレーできない”って伝えたんだ」と振り返った。さらに「彼は大丈夫かな?それが何よりも大事だよね」とファンを気遣った。

 試合は2―1でリードしていたトットナムが再開後に加点して3―2で逃げ切り、試合にも勝利。緊急時に素早い対応を見せたレギロンとダイアーがマン・オブ・ザ・マッチに選出された。

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