川崎F 7連勝で次節にも連覇決定!33試合目で昨季超えた“史上最多”勝ち点84
2021年10月25日 05:30
サッカー
9月14日に蔚山(韓国)に敗れACL敗退。帰国後は厳しい隔離生活の中、18日の徳島戦から今月2日のFC東京戦まで5連戦をこなした。過密日程の中で5連勝を飾ったが、さすがに消耗は激しく、指揮官はFC東京戦後、体力回復を重要視し21日間で11日のオフを与えた。リフレッシュしたイレブンは“ブランク”を感じさせないプレーを披露。守備は今季16戦目となる零封で、勝利をもぎ取った。
ホームの後押しも味方につけた。この日の観衆1万1576人は今季最多。後半26分に故障離脱していたMF大島が約3カ月ぶりにピッチに立つと、スタジアムのボルテージは最高潮に達した。「(チームが)これまでの厳しい日程を勝ち抜いたのを目の当たりにしていた。自分一人の力ではないが、追いつかれることは避けたかった」と背番号10。28歳の司令塔の必死のプレーもチームに勢いをもたらした。
これでチームは7連勝。勝ち点を84とし、昨年記録した18チーム制の最多勝ち点を超えた。次節浦和に勝ち、横浜が引き分け以下なら連覇が決まる。苦しい時期を一丸で乗り切った川崎Fが、また大きく前進した。
≪△以上で横浜の結果次第≫川崎Fは次節(11月3日)にも優勝の可能性が出てきた。2位横浜とは残り5試合で勝ち点差は12。ホーム浦和戦に○ならば横浜が△か●、△の場合は横浜が●で、昨季と並ぶ4試合を残しての連覇が決まる。
≪過去最高1試合平均勝ち点2・55≫川崎Fが勝ち点を84に伸ばし、18チーム34試合制で最多だった昨季の「83」を、1試合少ない33試合目で更新。26勝も昨季の最多勝利数に並んだ。今季は20チーム38試合制で単純比較はできないが、1試合平均勝ち点2・55は過去のJ1では最も高い。