浦和MF阿部 引退会見で恩師2人に感謝「オシム監督の教えを今でも大事に」「ミシャ監督には楽しさを」

2021年11月14日 19:57

サッカー

浦和MF阿部 引退会見で恩師2人に感謝「オシム監督の教えを今でも大事に」「ミシャ監督には楽しさを」
<浦和・阿部引退会見>引退会見で涙ぐむ阿部(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 浦和の元日本代表MF阿部勇樹(40)が14日、クラブの公式YouTubeチャンネルに登場。「クラブからの重要なお知らせ」と予告されたライブ配信で阿部はスーツ姿で現れ、用意された会見の席に座ると「2021シーズンを持ちましてプロサッカー選手を引退する決意をしました。本当に幸せなサッカー人生でした」と今季限りでの現役引退を発表した。
 阿部は冒頭、今シーズン限りでの引退を表明すると、続けて「今年始まった時点である程度、自分の年齢も考えて勝負の年、最後の年になると考えてました。でも本来ならもっと早く引退するべきだったのかなと、振り返ったら思います」とコメント。「サッカーを通じ色んな方と出会い、色んな仲間に支えられて選手寿命が延びたんだと思います。実際に決めたのは自分が40歳の誕生日を迎える前までにはある程度決めて、9月の頭にはクラブの方に伝えさせてもらいました」と引退を決意した時期を明かした。

 さらに引退を決めた理由については「もちろん今でもサッカーをしたい思いはありますが、1年前の思いと比べ差があると感じていて、その差が自分にとって引退の合図なのかなと思い決意しました」と明かした。

 これまで様々な監督から指導を受けた阿部だが、最も印象に残ってる監督として「まず自分の考えを変えてくれたオシム監督には感謝しています。まだまだ若い僕の何が足りないのかを考えるきっかけを与えてくれた監督です。監督の教えは今でも僕自身大事にしていて、この先も忘れずにやっていこうかなと思います」と真っ先に元日本代表監督でもあるイビチャ・オシム氏の名を挙げた。

 続けて「ミシャ監督もあらためてサッカーの楽しさ面白さというのを教えてくれました。なので2人の監督には感謝しています」とコメント。現札幌監督であるミハイロ・ペトロヴィッチ氏にも感謝しきりだった。

 ◇阿部 勇樹(あべ・ゆうき)81年9月6日、千葉県出身の40歳。市原時代の98年、当時最年少の16歳333日でJ1デビュー。07年1月、当時国内最高の移籍金4億円(推定)で浦和に移籍。10年夏に英2部レスターへ移籍、12年1月に浦和に復帰。16年10月には海外移籍経験者では初のJ1通算500戦出場。17年5月には当時J1最多の138戦連続フル出場を記録。10年W杯南ア大会では16強進出に貢献。1メートル78、77キロ。

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