麻也 国際Aマッチ最多出場“井原超え”へ覚悟 W杯3大会連続出場で到達だ

2021年11月15日 05:30

サッカー

麻也 国際Aマッチ最多出場“井原超え”へ覚悟 W杯3大会連続出場で到達だ
オマーン戦に向け、調整する吉田 Photo By 共同
 日本代表は16日(日本時間17日午前1時)にW杯アジア最終予選オマーン戦に臨む。14日、マスカットで調整を行った。主将のDF吉田麻也(33=サンプドリア)は、自身3度目のW杯出場が決まって到達する、日本のセンターバック歴代最多国際Aマッチ出場へ意欲を示した。まずは9月のホーム戦で負けた相手に土を付け、金字塔への道を死守する。
 正念場のオマーン戦を、吉田は表情を一段と引き締めて見据えた。「連勝していますけど、気を緩めることなく突き進んでいかないといけない。ここで勝てればオマーンを引き離せ、上にもプレッシャーを与えられる」。自動で本大会に出場できる2位のオーストラリアとの勝ち点差は1。宿敵にリベンジして浮上を狙う。

 自身の国際Aマッチ出場数は現在、112試合。「目標にしていて今でも見えない影を追いかけている」という中沢佑二の同110試合を先月のオーストラリア戦で抜いた。「100試合を超えたときに、センターバック(CB)なので中沢さん、その後に(122試合の)井原さんを超えたいと思っていた」。その金字塔に並ぶまで、10試合に迫った。

 「今も毎日、うまくなりたい、昨日よりいい選手になりたいと思っている。その情熱がある限り成長していける」。33歳でも若手のような意欲は健在だ。残る最終予選は5試合で、3位でプレーオフに回っても7試合。予選敗退なら代表引退の覚悟で、日本人CBで初めてのW杯3大会連続出場こそが“井原超え”には必須となる。

 オマーンを無失点に抑えれば、完封は歴代最多の中沢の55試合に並ぶ。日本人歴代2位の130試合出場を誇る長友も「ずばぬけている」と称えるキャプテンシーで、W杯への道を死守する。「年も年になってきて一試合で評価ががらりと変わる。最近のメディアを見ていると長友選手も大迫選手も同じ気持ちかなと思うけど、それに対して見返してやりたいという気持ちは持っているし、その先に井原さんも見えてくる」。言葉に覚悟がこもった。

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