バルサ 21季ぶり欧州CL1次Lで落ちた…華麗なパスワークはどこへ、シャビ監督「これが現実」
2021年12月10日 05:30
サッカー
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「これが現実だ」
バルセロナが決勝トーナメント進出を逃した一戦は、6戦全勝で1次リーグを終えたBミュンヘンとの差が際立った。序盤から相手に主導権を握られて前半だけで2失点。指揮官は「彼らは我々よりも優れていた。ベストを尽くして高い位置でプレスをかけてボールを奪ったが、すぐに圧倒された」と嘆いた。
かつてはボール保持率で圧倒し、流れるようなパスワークでゲームを支配したが、前半のボール保持率は37%対63%。パスの成功数は128本対271本、成功率も78%対89%とことごとく下回った。Bミュンヘンがペースを落とした後半は数値こそ回復させたが、さらに1点を失って今大会3度目となる0―3の完敗。6試合でわずか2点しか奪えなかった。
1次リーグ敗退は出場しなかった03~04年シーズンを除けば00~01年以来21季ぶり。メッシがトップチームでデビューした04~05年から続いていたCL16強が、エース退団とともに17季で途絶えた。
メッシやイニエスタらと黄金時代を支え、名門再建を託されたシャビ監督は「我々はバルサ。これを機に抜本的に変えていかなくては。新しい時代をゼロから始め、我々にふさわしいチャンピオンズリーグの頂点に戻る」と逆襲を誓ったが、現実では国内リーグでも7位と苦戦する。来季CL出場さえ危ぶまれる中で、どこまでチーム状況を改善させることができるか。険しい道のりとなりそうだ。