久保 古巣の伝統「4―3―3」で必勝、インサイドハーフ「全然できる」27日中国戦
2022年01月26日 05:30
サッカー
![久保 古巣の伝統「4―3―3」で必勝、インサイドハーフ「全然できる」27日中国戦](/soccer/news/2022/01/26/jpeg/20220125s00002014628000p_view.webp)
リハビリ中も新布陣で戦う代表戦は常にチェックした。日本代表の中盤は3ボランチに近い。「前に厚みをかけるならもっと上がった方が良いと個人的には思う。もし、インサイドハーフで出るならもっと高い位置を取ろうかなと思います」。より攻撃的に。自分の色を出すイメージもできている。
中国戦は相手守備のどん引きも予想される。実際、昨年9月の対戦(1―0)も5バックに苦戦した。そんな中、トップ下で最終予選初先発した久保はペナルティーエリア内進入7回(チーム1位)と奮闘した。戦況によって前線や4―2―3―1布陣のトップ下、そしてインサイドハーフでも起用可能。久保の打開力が大きな武器となる。
ここまでW杯最終予選6戦5得点、セットプレーからの得点ゼロと得点力を欠く。帰国直前のエスパニョール戦(15日)で直接FKを決めた久保にはキッカーとしても期待が集まる。「フリーキッカーがいないとは僕も耳にしますけど簡単に出てくるものではない」と苦笑いするが、久保がいるだけで相手の脅威になることは間違いない。
「歩くこともできなかった」というケガを乗り越え、W杯切符を左右する大一番に帰ってきた。「4―3―3でプレーするチームは世界でも限られている。僕も新入りみたいなものなので楽しみ」。W杯最終予選で20歳の得点となれば、97年のMF中田英寿以来。むろん、自信みなぎる表情は“新入り”のそれではなかった。
≪細分化された戦術面≫「森保のカーテン」が引かれた。日本代表は25日、練習会場を従来の拠点から千葉県習志野市内の別会場に移し、非公開(冒頭15分のみメディアに公開)で実施。前日24日夜に帰国し、新型コロナ陰性確認後の合流となった伊東、川島、南野、柴崎、堂安も元気な姿を見せ、23人全員がそろった。今月からセットプレーコーチ(菅原大介氏)を導入するなど戦術面もより細分化されている。必勝を期す27日の中国戦へ、調整を進めた。
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