中田浩二氏 これまで出場機会少なかった選手起用も受け身に

2022年03月30日 06:00

サッカー

中田浩二氏 これまで出場機会少なかった選手起用も受け身に
<日本・ベトナム>前半、失点し悔しがる吉田(右から2人目)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【W杯アジア最終予選B組   日本1-1ベトナム ( 2022年3月30日    埼玉 )】 【中田浩二 視点】11月のW杯本大会へ向けた競争のスタートと位置づけ、これまで出場機会が少なかった選手を起用したが、出来はいまひとつだった。序盤でベトナムが積極的に出てきたこともあるが、受けてしまい、なかなか相手を押し返すことができなかった。
 ボールを奪われた後の切り替えも悪かった。失点もセットプレーからで、相手が3人、日本が2人となってしまいフリーでヘディングされたが、こういうところは修正が必要だ。ただ、予選全体を通して見れば失点は少なく、手応えがあった。

 後半途中で田中と守田を入れてから落ち着いた。できた部分とできなかった部分を確認して、本大会へ向けてどう精度を高めていくかということになる。そして選手個々は自分の所属チームでどれだけ成長できるかということになる。大会が欧州のシーズン途中で、今までにないパターンだ。高い意識を持ってプレーし、コンディションを維持していくことが必要だと思う。(スポニチ本紙評論家、元日本代表DF)

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