【Jトピ~データで読み解く~U―21編】「つぶし屋」京都MF川崎颯太 卓越したボール奪取能力J1でも
2022年03月30日 15:15
サッカー
その中で1月のA代表候補合宿に招集された鹿島MF荒木やC大阪DF西尾、清水MF鈴木唯は昨季J1でも主力として活躍した。一方で新顔といえるのが、青森山田を高校3冠に導いた新人のFC東京MF松木と、京都でユースから昇格3年目の川崎。ドバイ杯第2戦のカタール戦では2人でボランチを形成し、チームを勝利に導いた。
川崎は京都で4―3―3布陣のアンカーを務め、相手の攻撃の芽を摘みとる「つぶし屋」として昨季J2で飛躍した。タックル数は149回を数え、これは2位以下を大きく引き離す個人最多。また味方がボールを失った直後に奪い返す「5秒未満のリゲイン」106回もトップだった。非凡なボール奪取能力を開花させ、リーグ最少失点でのJ1昇格に大きく貢献した。
戦いのステージを上げた今季も、プレースタイルは変わらない。タックル17回はパリ世代で単独最多、CBI(クリア+ブロック+インターセプト)も5試合フル出場のC大阪DF西尾と並ぶ24回。1試合平均で、ともに昨季とそん色のない数値を出している。松木や横浜MF藤田、湘南MF田中らを含め、これから激化する同代表ボランチ争いをリードする存在となりそうだ。
(データ提供:データスタジアム)
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