“チルドレン”水野晃樹がオシム氏追悼「何を言ってももう会えない…会って抱きついて泣きたかったよ」

2022年05月01日 23:59

サッカー

“チルドレン”水野晃樹がオシム氏追悼「何を言ってももう会えない…会って抱きついて泣きたかったよ」
2007年6月、日本代表合宿で水野晃樹(右)に指示を伝えるイビチャ・オシム監督 Photo By スポニチ
 元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が亡くなったと同氏がかつて監督を務めた母国オーストリアのシュトルム・グラーツが1日に発表した。80歳だった。オシム氏に市原、千葉、そして日本代表で指導を受けた“オシムチルドレン”の元日本代表MF水野晃樹(36)は同日、ツイッターで「オシムさん、、、言葉がありません。本当にありがとうございました」と悼んだ。
 水野はオシム氏の訃報を伝える記事を引用し、「オシムさん、、、言葉がありません。本当にありがとうございました。#イビチャ・オシム #オシムチルドレン #感謝しかない」とツイート。続けて「オシムさんに出会わなければ サッカーの楽しさ、奥深さにも出会わなかったと思う。そして特徴を見出してもらえた。見た目は怖くて無愛想だけど瞳の奥は愛に満ちた厳しいものと我が子を見る優しい瞳。またオシムさんに会うことが一つの夢でした。会えなかったことを一生後悔するだろう」「日本を離れた後でも『日本人プレーヤーで好きな選手』で名前を上げてもらっていたのにその恩返しを出来ずにいた自分はオシムさんに合う資格がないと思い会いに行けなかった。何故そんな格好つけてしまったのか 何故その一歩を踏み出せなかったのか何を言ってももう会えない」と感謝と後悔をつづった。

 「ワンプレーごと止まっていたら『お前はジダンか?』『止まってプレーしていいのはジダンだけだ!』散々言われた言葉。『2つ先いや、3つ先まで考えろ!』常に考え先を読むこと。イメージを持つこと。サッカーをする事を考えることは初めてオシムさんに教わった。全てをオシムさんに、、、」とオシム氏から掛けられた言葉を明かした水野。

 「聞きたいことが山ほどあった。あの頃は若くてサッカーを知らなくてついて行くだけしか出来なかったから自分の意見も何もなかった。けど今はたくさんある。あったよ、オシムさん。会って抱きついて泣きたかったよ。オシムさん 本当にありがとうございました。最高の指導者の元、最高の時間でした」と恩師を悼み、「またサッカー教えてください。ご冥福をお祈りします」と文章を結んだ。

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