【明治安田生命J1第12節 横浜2―1名古屋 ( 2022年5月7日 日産 )】
横浜は7日、ホームで名古屋と対戦し、2―1で見事な逆転勝ちを飾った。首位突破したACL1次リーグ後のリーグ初戦。先制を許した前半24分直後にMF岩田、さらに1―1の前半終了間際に同点ゴールを決めたFWエウベルがケガで退場を強いられた。それでも3回の交代機会(ハーフタイムを除く)のうち2回を後半に残すために、前半の残り約4分を10人で乗り切ると、後半に途中出場のDF角田、FW西村らが躍動。41分に見事な連係から最後はFWアンデルソン・ロペスが決勝点を奪い、マスカット監督は「今日の判断は凄く良かったかなと思います」と自らの采配を満足げに振り返った。
この日も課題とされるセットプレーで先制を許すと、1―1の後半6分には再び右CKからゴールネットを揺らされた。それでも約4分近い時間を要したビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の結果、取り消しに。その他にも相手の鋭いシュートがポストやバーに救われる場面もあった。運も味方に付け、リーグ戦は連勝で3位に浮上。好セーブでチームを救ったGK高丘は「まだまだ先は長い。一喜一憂していられない。一試合一試合の積み重ねが大事」と前を見据えた。