鎌田「歴史を作るよ」Eフランクフルトが欧州リーグ制覇王手 20季ぶり日本人戴冠へ

2022年05月07日 05:30

サッカー

鎌田「歴史を作るよ」Eフランクフルトが欧州リーグ制覇王手 20季ぶり日本人戴冠へ
<Eフランクフルト・ウェストハム>相手選手と競り合う鎌田(左)(AP) Photo By AP
 【欧州リーグ準決勝第2戦   Eフランクフルト1―0ウェストハム ( 2022年5月5日 )】 欧州リーグは5日、準決勝第2戦の2試合が行われ、EフランクフルトのMF鎌田大地(25)がホームのウェストハム戦にフル出場し、1―0勝利に貢献。2戦合計3―1で決勝に進出した。MF長谷部誠(38)は出番がなかった。決勝は18日にレンジャーズとの一発勝負。優勝すればフェイエノールトで前身のUEFA杯を制した元日本代表MF小野伸二(42=現札幌)以来、20季ぶりの日本人戴冠となる。
 鎌田が、再びその名をとどろかせた。得点こそなかったが、3トップの左でフル出場し、前半17分には相手の退場を誘発するロングパスを通すなど活躍。チームをUEFA杯時代以来、実に42年ぶりとなる決勝にけん引し、自身のツイッターに「歴史を作るよこの素晴らしいチームとファン達と」(原文のまま)とつづった。

 まさに大車輪の活躍だ。3―2で勝利した4月14日のバルセロナとの準々決勝第2戦では、敵地カンプノウでとどめとなる3点目をアシスト。2―1で先勝したウェストハムとの第1戦でも、大会通算11ゴール目となる決勝点をマークした。

 そんな鎌田には、ブラジルなど4カ国と対戦する6月の日本代表戦で復帰を示唆した森保監督はもちろん、多くの関係者が熱視線を送る。英メディアは、1部残留という条件付きで、プレミアリーグのリーズが興味を示していると報道。過去にはレスターなどの名前も候補に挙がっており、今オフに争奪戦へ発展する可能性もある。

 UEFA杯を含め同大会の決勝進出は17~18年のマルセイユ時代の日本代表DF酒井(現浦和)以来で、優勝すれば01~02年の小野以来、20季ぶりの快挙。W杯でも活躍が期待される鎌田が、まずは欧州の大舞台でその実力を発揮する。

 ▽欧州リーグ 欧州チャンピオンズリーグ(CL)に次ぐ、欧州のクラブチームによる国際カップ戦。09年にUEFA杯から改称された。UEFAランキングに応じて各国リーグからの出場枠が変動する。今季は1次リーグに32チームが出場し、各組1位の8チームと、同2位と欧州CLの1次リーグ各組3位によるプレーオフの勝者8チーム、計16チームが決勝トーナメントを戦っている。

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