福岡が公式戦20年ぶり横浜撃破 クルークス千金弾 長谷部監督歓喜「過去の経緯を晴らすことができた」

2022年05月22日 05:30

サッカー

福岡が公式戦20年ぶり横浜撃破 クルークス千金弾 長谷部監督歓喜「過去の経緯を晴らすことができた」
<福岡・横浜>ゴール前で競り合う両チームの選手たち Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1第14節   福岡1-0横浜 ( 2022年5月21日    ベススタ )】 ホームで福岡が横浜に1―0で勝ち、昨年も2敗し公式戦14戦未勝利だった難敵から2001年5月以来の白星を手にした。「新たな歴史を」と意気込んでいた長谷部茂利監督は「過去の(屈辱の)経緯を今日、晴らすことができた。前向きな出来事。“何年ぶり”“初めて”を今季も達成したい」と喜んだ。
 リーグ最少失点の堅守を誇る福岡と、最多得点の攻撃力の横浜との“盾矛対決”。指揮官も勝因を「自分たちのスタイルを前面に出した」と称えたように、チームの代名詞である高い位置からの守備が相手の攻撃力を刈り取った。予想に反し立ち上がりから動きの重い相手に、鋭い動きで主導権を握り何度もゴールに迫った。

 0―0の後半13分、ついに先制点が生まれた。山岸、フアンマとゴール前でつないだボールをクルークスが左中央から左足で一閃(いっせん)。「フアンマがDF2人を引き連れてくれて、いいパスをくれたので流し込んだ」と感謝。「チームにとっても個人にとっても良かった」と笑顔を見せた。

 守備陣の奮闘も光った。最後は退場で10人になった横浜が捨て身の反撃。危ない場面もつくられたが、強力な相手攻撃陣を完封した。CB宮は「前線からの守備が研ぎ澄まされてきている。FWには感謝したい」とチーム全体の成長に胸を張った。

 クルークスは「今日の勝ちはチームにとって大きい。いい流れで進んでいきたい」と今後に手応え。また一つ大きな歴史を動かしたアビスパがさらに加速する。(村田 有子)

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