FIFAランキング24位の日本代表がW杯カタール大会の代表発表前最後の国際Aマッチとして、同44位のエクアドル代表と対戦することが23日までに濃厚となった。複数の関係者によると会場はドイツのデュッセルドルフやベルギー・ゲンクなどが候補地に挙がっている。
会場は未定ながら、欧州遠征中の9月23日には米国と試合を行うことは決定済み。エクアドル戦は同27日で調整されており、11月21日開幕のW杯カタール大会の最終サバイバルになる。反町技術委員長は21日に「(欧州遠征は)非常に大事な活動になる。(対戦国は)W杯に出場する国であることは間違いない。強い国とやりたい」と話していた。南米予選を4位通過し、2大会ぶり4度目のW杯出場を決めたエクアドルは絶好の相手となる。
エクアドルはDFピエロ・インカピエ(20=レーバークーゼン)やMFモイセス・カイセド(20=ブライトン)ら若手が台頭しており、ホームでブラジルやアルゼンチンと引き分けるなど勢いに乗る。世界的なビッグネームこそ不在だが、高い技術を駆使した組織的な戦いはW杯1次リーグ第3戦で対戦するスペインに通じるものがあり、森保ジャパンにとっては本大会へ格好のシミュレーションにもなりそうだ。