【Jトピ~データで読み解く】広島DF佐々木翔は最終ラインの番人 空中戦やタックル奪取でゲイン最多
2022年09月07日 17:09
サッカー
身体能力の高さを生かした対人プレーで相手の攻撃を防ぎ、タックル奪取はDF最多の51回。相手から自チームの攻撃に切り替わるボールゲイン312回、うちロスト後に奪い返したリゲイン167回はともに全選手最多と、好守でチームに貢献している。
身長1メートル77とDFとしては決して高くないものの、空中戦の強さもある。チームの特徴でもあるハイプレスから、敵陣での空中戦28勝は全DF最多だ。広島はセットプレーからの得点が13点でリーグ3位。佐々木も今季挙げた2得点は、共にMF野津田のFKからヘディングで決めている。
利き足の右足だけでなく、左右両足からのキック精度もあり、後方から攻撃の起点にもなる。パス本数は全選手最多の1730本。特に左サイドのMF柏と好連係を見せており、8月のG大阪戦では後半37分、左足で相手DFの裏に絶妙なタイミングで浮き球のパスを出す。走り込んだ柏が折り返し、FW満田の得点につなげた。
優勝を争う横浜と川崎Fよりも残り試合が少なく、追いかける立場には変わりはない。地上戦、空中戦ともに強さを発揮しているキャプテンが、勢いのあるチームを15年以来の優勝へとけん引する。
(データ提供・データスタジアム)