元日本代表FW工藤壮人さんが死去 32歳 水頭症の診断、集中治療室での治療も及ばず J3宮崎が発表
2022年10月21日 22:33
サッカー
工藤さんは今月2日、練習時間外に体調不良を訴え、3日に医療機関を受診して検査を受けた結果、水頭症と診断された。入院し、11日に手術を受けて療養していたが容態が悪化。17日から集中治療室(ICU)で治療に専念していることをクラブが18日に発表していた。
工藤さんは東京都出身。J1柏の育成部門(アカデミー)を経て2009年にトップチームに昇格。13年に日本代表に初選出された。以降J1広島、カナダや豪州のクラブチームで活躍。今年1月から宮崎に所属していた。
二村恵太社長(45)のコメントは以下の通り。
私たちの大切な仲間である工藤壮人が息を引き取りました。工藤選手を応援するサポーターや関係各所の皆様から、多くの励ましのメッセージをいただいたこと、クラブを代表し、御礼申し上げます。工藤選手はJ1で活躍し、日本代表にも選ばれるなど、非常に実績がある選手です。それにも関わらず、驕りなどは一切なく、自分のことだけでなくチームメート、クラブ、そしてサポーターのことを大切にする素晴らしい姿勢の持ち主でした。クラブスローガン「真摯」をまさに体現してくれる存在でした。
そのような選手のあまりにも早い逝去は、無念で残念でなりません。
選手、スタッフ、クラブ一同はまだ気持ちの整理ができない状況もございますが、工藤選手が宮崎に、クラブに残してくれたものを大切に引き継ぎ、精進して参りたいと思います。そして、工藤選手が信頼してくれたクラブをより良いクラブにすることで、少しでも恩返しして参りたいと思っております。
工藤選手、テゲバジャーロ宮崎に来てくれて、力になってくれて、本当にありがとうございました。