元日本代表FW工藤壮人さん死去 元チームメートたちの願い届かず 悲しみの声「早すぎる…」
2022年10月21日 23:04
サッカー
工藤さんは今月2日、練習時間外に体調不良を訴え、3日に医療機関を受診して検査を受けた結果、水頭症と診断された。入院し、11日に手術を受けて療養していたが容態が悪化。17日から集中治療室(ICU)で治療に専念していることをクラブが18日に発表していた。
水頭症とは、脳脊髄液の循環に障害が起きて脳が拡大し、くも膜下出血や脳出血などを起こす疾患。
ネットでは「工藤選手の献身的な姿をもう一見たいんよ。こんなん嫌じゃ」「まだ全然やれるだろうと思ってたのに」「嘘だろ...この年で亡くなるのは早すぎる...」など悲しみの声が上がった。
工藤さんは東京都出身。J1柏の育成部門(アカデミー)を経て2009年にトップチームに昇格。13年に日本代表に初選出された。以降J1広島、カナダや豪州のクラブチームで活躍。今年1月から宮崎に所属していた。
かつて工藤さんとチームメートだった柏のMF大谷秀和(37)は20日の取材対応で「まだまだストライカーとして活躍しなきゃいけない選手だと思う。まずは回復してほしい」と話し、古巣である広島も21日にクラブの公式ツイッターで22日のルヴァン杯決勝に向けて「明日は共に戦おう、工藤」と工藤さんの広島時代のユニホームがベンチに置いてある写真とともにツイートしていた。