福岡・山岸、チーム日本人初J1で2桁得点!自動降格回避14位浮上導く 「歴史変えたい」11点目意欲

2022年10月30日 06:00

サッカー

福岡・山岸、チーム日本人初J1で2桁得点!自動降格回避14位浮上導く 「歴史変えたい」11点目意欲
ホーム最終戦後のセレモニーであいさつに立つ主将のMF前 Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ第33節   福岡2―1柏 ( 2022年10月29日    ベススタ )】 各地で9試合が行われた。福岡はホーム最終戦で柏に2―1で勝利。順位を14位へ上げ、自動降格を逃れる16位以上が確定した。17位と18位による一戦はG大阪が磐田に2―0と快勝し、残留圏の15位に浮上。敗れた磐田は1年でのJ2降格が決まった。
 ホームに駆けつけた1万194人の観客に、J1残留へ近づく大きな1勝を届けた。

 前半4分、チーム得点王のFW山岸が先制弾をたたきこんだ。左サイドを突破した志知からの低いクロスに走り込むと右足で合わせネットを揺らした。「うまく体にかぶせて枠に飛ばせた。打った瞬間入ったと思った」。試合前まで13~17位の5チームが勝ち点2差内にひしめいていた。その激しい残留争いから一歩、抜け出す起爆剤となる貴重な一発。山岸は「自分のゴールで勝てたことがうれしい」と目を細めた。

 これで今季自身10点目。クラブのJ1記録としては96年に10得点をあげたトログリオ以来2人目、日本人選手としては初の2桁得点者となった。「自分でも成長を感じる。チームとしては今までたくさん歴史を変えてきたけど、過去最高得点の11点目を狙って個人としてもクラブの歴史を変えたい」と山岸は最終節へと意気込む。

 2―1で逃げ切り、勝ち点3を加算。同37と伸ばし、14位に浮上。17、18位の自動降格圏からは完全脱出。ただ、残留決定は最終節11月5日のアウェー浦和戦に持ち越された。J2との参入プレーオフを戦う16位京都とは勝ち点2差。決して予断は許さない。

 熱狂的で知られる相手サポーターも待つ敵地での最終戦だが、山岸は「お客さんがたくさんの埼玉スタジアムでサッカーができるのは楽しみ」と残留への自信をにじませた。(村田 有子)

 ▽J1残留争いの行方 磐田のJ2自動降格が決まり、J1参入プレーオフ出場の16位を含めた残留争いは、5チームに絞られた。11月5日の最終節は、5チームすべてアウェー戦でJ1残留を目指す。16位以上が決まっている13位湘南は○か△、同じく14位福岡は○ならば無条件で残留が決まる。前節17位から残留圏の15位に浮上したG大阪も○で決定、17位清水は○が絶対条件で、G大阪が●、16位京都が△か●で逆転残留の可能性を残す。

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