ブライトン・三笘 「ジェット噴射」で先制点演出 リバプールに3―0快勝
2023年01月16日 04:00
サッカー
中盤の左サイドで先発すると、持ち味のスピードとドリブルでイングランド代表DFアレクサンダーアーノルドを何度もかわした。後半開始2分にはショートカウンターからパスを受けてゴール前に折り返し、MFマーチの先制点を演出。相手選手に当たってアシストは記録されなかったが「相手が近かったので(シュートではなく)パスに変えた」と瞬時の判断で流れを決める先制点につなげた。
リーグ戦3戦連発こそ逃したが、前半から最終ラインの裏を狙う動きを繰り返してファウルも誘発。後半3得点の伏線となって「ああいう動きを何回もやることで相手も疲弊する。前半あっての後半。試合を通して勝ったという感じ。勢いを付けられて良かった」と充実感をにじませた。
昨年10月1日にリバプールと対戦した際は後半20分から出場の交代要員で試合は3―3で引き分け。3得点を決めたベルギー代表FWトロサールがデゼルビ監督と対立して移籍を志願し、この日はベンチを外れた。チーム最多の7得点を挙げているエースを欠いた中で三笘が不安を吹き飛ばし、デーリー・エクスプレス紙は「三笘がトロサールを忘れさせた」と指摘。「jet―heeled(ジェット噴射の)FW」と俊足ぶりを表現し、サセックス・ライブは2得点1アシストのMFマーチと並ぶ9点の高評価で「何度もDFに影を追わせた」と称えた。
指揮官はリーグ戦3得点の三笘に「毎日“10ゴール”と伝えている」と2桁得点を求めていることを明かした。エースが不在でも三笘がいる。期待は高まるばかりだ。