J2千葉の小林慶行新監督 キーワードは「一体感」と「当たり前のことを当たり前に」

2023年01月16日 06:00

サッカー

J2千葉の小林慶行新監督 キーワードは「一体感」と「当たり前のことを当たり前に」
J2千葉のキックオフミーティングで躍進を誓う(左から)島田亮社長、小林慶行監督、鈴木健仁GM Photo By スポニチ
 J2千葉が15日、千葉市内でサポーターを交えたキックオフミーティング(新体制発表会)を4年ぶりに開催した。
 10位だった昨季もJ1昇格争いに絡むことができず、3年間指揮を執った尹晶煥監督が退任した。ヘッドコーチから昇格した小林慶行新監督は「大切にしたいのは一体感と、当たり前のことを当たり前にする集団になること」と指針表明。今月の始動にあたり、選手やスタッフにもはっきり宣言したという。

 「当たり前」の内容は「相手に勝つためには走らなければいけないよね、というのがベースとしてある。できてなかったとは思わないけれど、どれだけ重要視するか」。さらに「サッカー界が戦術的に進化していく中でそこに追いつきたい、取り残されてはいけないという危機感がある。4局面(攻撃、攻から守、守備、守から攻)の整理をはっきりすべきと感じている」と戦術面でのアップデートを掲げた。目標には09年以来のJ1昇格を掲げながらも「過去数シーズンの順位を考えると、現実的と捉えてもらえないところもあるかもしれない。まず目の前のできることをやり、その積み重ねで目標に近づいていけると信じている」と力強く語った。

 鈴木健仁GMは「これまでは少し守備的な戦い方をしてきたが、もう少し前に重点を置き、自分たちでボールを持って主導権を握って戦いたい」とチームとしての路線変更を明言。「小林が初めての監督にチャレンジできるように、しっかり裏で支えていく」と全面サポートを約束した。

 今オフはFW桜川ソロモン、DFチャン・ミンギュという攻守の中心選手が移籍。一方で補強はJ2でシーズン22得点した実績のある大分のFW呉屋大翔ら10人を獲得した。ただ、外国籍選手は中国クラブへの期限付き移籍から復帰するFWサウダーニャのみ。さらなる補強を望むサポーターから相次ぐ質問に対し、鈴木GMは「この冬は考えておらず、現在の30人を信じて戦う。ただ夏のウインドー(獲得期間)ではチームのパフォーマンス次第で可能性はゼロではない」と説明した。

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