J3沼津の中山雅史新監督(55)が17日、静岡県沼津市内で就任会見に臨んだ。選手として、15年から5シーズン在籍した古巣に監督として帰ってきたレジェンドは「全身全霊を込めて勝利に向かっていく。今は野心でいっぱいだが、過信や慢心を持つことなく指導していけたら」と所信表明した。
午前には同市内で今シーズン初の全体練習を指揮し、ミニゲームの際には「周りをよく見て」、「(寄せに)行っているつもりじゃだめだよ。行くんだよ」などと選手に声をかけ続けた。昨季15位と低迷したチームの再建を託された指揮官は「攻守一体のサッカーを極限まで高めていく。当然、そこにはハードワークが必要になる」と目指していくサッカーを掲げた。