ボルシアMG・福田師王がド派手に欧州8発デビュー 22―0の大勝に貢献
2023年02月07日 04:45
サッカー
神村学園で高校No・1ストライカーに成長した福田の元には、国内外約10クラブからオファーが殺到した。数ある候補からボルシアMGを選んだのは、トップチームで活躍する日本代表DF板倉滉(26)の「早い段階で世界を体験できると将来が変わってくる」という言葉が大きかった。昨年のカタールW杯で主将を務めた日本代表DF吉田麻也(34=シャルケ)からも背中を押された。
「(高校から)直接海外に行って成功している選手はあまりいない。自分がその成功例をつくっていきたいし成功しないといけない」とジンクスを破る決意で海を渡り、早速数字でインパクトを残した。「一日でも早くトップデビューしてゴールを決めたい」という目標へ、大きな一歩を踏み出した。
▽日本人選手の欧州衝撃デビュー 98年9月、平塚(現湘南)からセリエAペルージャに移籍した21歳の中田英寿が、開幕戦で2連覇中のユベントス相手に衝撃の2発。また07年1月、同カターニアの18歳FW森本貴幸が、アタランタ戦で後半39分から初出場すると、4分後にゴール。欧州のリーグ戦での日本人最年少得点となった。
◇福田 師王(ふくだ・しおう)2004年(平16)4月8日生まれ、鹿児島県鹿屋市出身の18歳。大姶良小1年時、兄の影響でサッカーを始める。神村学園中時代は無名だったが、同高で才能が開花。高1の高校選手権優秀選手に選出され、高2の高校総体で優秀選手&得点王。今冬の高校選手権は優秀選手&得点王。日本代表はU―16世代から選出。憧れの選手はレバンドフスキ(バルセロナ)。1メートル78、70キロ。利き足は右。