湘南の“忍者”FW町野 J1史上初の前半4発!チームを5戦ぶり勝利導く、森保監督「頼もしい」

2023年04月02日 04:40

サッカー

湘南の“忍者”FW町野 J1史上初の前半4発!チームを5戦ぶり勝利導く、森保監督「頼もしい」
前半、自身4点目のゴールを決める湘南・町野(左手前) Photo By 共同
 【明治安田生命J1第6節   湘南4-1G大阪 ( 2023年4月1日    レモンS )】 明治安田生命J1リーグは1日、各地で8試合が行われ、湘南はG大阪に4―1で快勝した。日本代表FW町野修斗(23)がJ1では初となる前半だけで4得点。26年W杯のエースストライカー候補として期待される“忍者”が、チームを開幕戦以来5試合ぶりの勝利に導いた。神戸は敵地で京都に勝利し、首位をキープ。一方、鹿島は逆転負けでホームで6戦勝ちなしとクラブワーストを更新した。
 忍者は抜け目ない。前半21分、激しいプレスでG大阪GK谷のクリアミスを誘発した町野は、無人のゴールへ飛んでいくボールに反応。難なく右足で先制点を挙げた。

 忍者は素早い。38分にはゴール前の混戦から右足で追加点。FKのこぼれ球をファーサイドで拾った40分には自身初のハットトリックを達成し、その2分後は左クロスに合わせた。J1史上初の前半45分間だけで4発。計21分間での4発は史上2番目の早さだった。

 「得点シーンは良かったけど、それ以外はいつもよりもミスが多かった。反省ですね」。終了の笛をベンチで聞くと、手を2度叩くだけ。代名詞の“忍者ポーズ”も1度にとどめた。

 3月の親善試合に招集され、コロンビア戦ではスタメンに抜てきされた。だが、不完全燃焼。「シュートが少なくて悔しい思いをしたので、今日は意識していた」。結果を伝え聞いた日本代表の森保監督は「前半だけで4点取るのは、なかなかできることではない。頼もしい」と目を細めた。

 「歴史に名を一つ残せたけど、シーズンは長い。もっともっと期待してほしい」。J1得点ランクトップタイ浮上も通過点。次のW杯を目指す忍者の修行に、終わりはない。

 ≪21分で!史上2番目のスピード≫湘南FW町野が前半21、38、40、42分にゴール。J1で1試合4得点以上は延べ20例目だが、前半だけで4得点は史上初。過去最も早い4点目は、98年鹿島FW柳沢の後半4分だった。また、町野の1点目から4点目までの所要時間は21分間で、95年平塚(現湘南)FW野口の20分間に次ぐ短さ。ハットトリックは自身初で、J1全体では今季2度目、通算257度目。

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