最近のサッカー取材で…カメラマン“あるある話”です ゴールシーンをバッチリ撮影も
2023年04月17日 13:01
サッカー
浦和にとって「2―0」だったはずがゴール取り消しで「1―0」と嫌なムードになった中、交代出場でピッチに入ったカンテが相手GKと接触、当初はイエローカードだったのだがVAR判定でレッドカードになり一発退場に。レッズにとってこの日、VAR判定は味方にはならないのか…と思っていた直後の後半33分、興梠がペナルティーエリア内でクロスから右足を振り抜く。シュートは相手に阻まれたが興梠は札幌・青木のハンドをアピール。今度はVAR判定がレッズにほほえみ、ハンドでPKとなりこれを興梠が沈めチームは勝利を近くへ手繰り寄せた。
試合後、プレスルームで撮影した画像を確認してみるとカンテが相手GKのスネを蹴ったのと興梠のシュートが青木の腕に当たる瞬間がバッチリ撮れていた。以前であればこういった瞬間をとらえた写真は紙面を飾ることも多かったが、サッカーのVARやプロ野球におけるリクエスト制度が導入されてから、この類の写真の貴重性は少し低くなったかもしれない。なぜなら映像による判定を経ることによって誤審が下される可能性がかなり低くなったからだ。
ただ、今年も例があったようにVAR判定があったとしても100%正しいジャッジが下されるとは限らないので日々、気を抜かずにカメラを構えようと思う。(写真と文 西海健太郎)